姉のおもちゃ 前編

 

ガラガラと開かれるスライドドア、姉の容子がひょっこりと顔を出す。

「おい、いきなり入ってくんなよ」

「いいじゃん、久しぶりに一緒に入ろうよ」

姉はタオル一枚で浴室に入り、浴槽から弟の啓太の腕を引き、引っ張り出した。

「アッ、姉貴・・・、なんだよいきなり」

「いいから、いいから。ささっ、座って座って、お姉ちゃんが背中流したるから」

容子は彼を無理やりヒノキ椅子に座らせ、スポンジを背中に押し当て、優しく擦った。

「いったいなんなんだよ・・・」

「まあまあ」

「うぜぇ」

啓太はふてくされた様子で、彼女に従う。

しかし、憎まれ口をたたきながらも、内心姉の体にドキドキしていた。

白い肌、タオルの下で押しつぶされた大きな胸、すらりと伸びる引き締まった脚。

「へえ、あんたも結構成長したんだね」

ふと気づくと姉が彼の肩口から顔を出し、彼のこんもりと盛り上がった股間を覗き込んでいた。

「みっ、見んなよ」

彼はあわてて、それを隠し、姉を突き飛ばした。

「キャッ!」

容子は尻もちを着いた。そのとき、タオルが外れ、彼女の裸体が露わになった。

「あっ・・・」

ぷるんと揺れ動く、柔らかそうな胸、むっちりとした太腿。

「いてて、よくもやったな」

容子はうっとりとした表情の啓太に掴みかかった。

「あっ、ちょっと、やめろって」

「こら逃げんな」

容子は膝立ちのまま、彼の背後から左手を股下に差し込み、太腿に抱きついた。

彼女の乳房が彼の裏腿で押しつぶされる。

啓太はそのやわらかい感触に興奮する。

「アンタも見せな」

容子は彼の腰に巻いてあったタオルを外した。

彼女の目の前にビンビンに勃起した彼のペニスが露わになる。

「うわ、すっごい元気になってんじゃん」

容子はそう言うと、右手をペニスに伸ばし、裏筋を手の平で持ち上げる様な形で握りしめた。そしてそのまま前後に動かし、優しくしごき始めた。

「なっ、何すんだ、バカ姉!」

彼女は手を止めずに言った。

「いいから、姉ちゃんに任せなって」

「何言って・・・ああっ・・・」

姉の柔らかい手のひらに翻弄され、すでに爆発寸前のペニス。

我慢汁をしたたらせ、姉の手の中でぐちゃぐちゃに揉みしだかれる。

「気持ちいいんだ?」

容子は真っ赤に充血した亀頭を爪先で引っ掻くようにこねまわし、言った。

「あっ、あっ・・・」

「ふふふ、自分でするより気持ちいいでしょう?」

はらほら、とやや乱暴にしごき、彼を責めたてる。

「いっ、逝く」

啓太が体を弓なりにしならせ、そう叫んだ瞬間、彼女は彼のペニスから手を離した。

「や~めた」

暖かい姉の手に解放されたペニスが、ひくひくと上下に動く。

「あっ、そんな・・・」

「え? そんな? まさか、逝かせてもらえるとでも思ったわけ?」

容子は悪戯っぽい笑みを浮かべ、言った。

「姉にこんなことされて喜ぶ変態な弟を持って、私は不憫な姉だわ」

そう言って、ペニスの先端を爪で弾いた。

「いてっ! なんでこんな・・・、意地悪くそ姉が・・・」

「はあ? くそ姉だと? アンタは私のおもちゃなんだよ」

容子は彼を睨みながら言う。

「だから、あんたはおとなしく、私のストレス発散に使われてればいいんだよ」

「糞傲慢女、だからすぐ彼氏に振られるんだよ」

「あっ! なんですって!!!」

彼女は怒りに顔を真っ赤に上気させ、右手で彼の睾丸を握りしめた。

激痛に硬直する啓太。

「なっ、なにやって・・・うっ!」

蓉子は無言で右手に力を込めた。

先ほどの自分の不用意な言動に後悔をしたが、もはや後の祭り。

啓太は姉の逆凛に触れてしまったのだ。