桃子はこの春、上京してきた短大生。

地味な見た目ではあるが、分厚い黒縁メガネの下の素顔は整った顔立ちで、スタイルも申し分ない。しかしながら女子高出身で男に免疫がない彼女は、異性との交際は愚か、合コンなどの若者の嗜みですら皆無だった。

そんな都会の暮らしに幾分かは慣れてきたころのこと、親に負担をかけまいとアルバイト探しをしていた時のこと、彼女は一人の男に声をかけられた。

「君可愛いね? モデルのバイトとか興味ない?」

 

男の名は森谷といった。

桃子は割高なバイト料と、ただ写真を撮られるだけの簡単な仕事といった内容に惹かれ、戸惑いはあったものの彼の誘いを受けてしまった。

 

「あのここって・・・」

「ラブホテルだけど?」

「えっ、そうじゃなくて・・・。私、モデルのバイトで・・・」

「うん、だから、ここで撮影するんだ。さっ、さっそくだけど、服を脱いでくれるかな?」

「えっ、服!? なっ、何を言ってるんですか!」

「だから、写真撮るから、服を脱いで裸になってって・・・」

「そっ、そんなの聞いてません!!!」

「ちょっと、ここまできてそれはないよ」

森谷は桃子の手を引き、ベットへと向かう。

「やっ、やめてください!!!」

「はあ・・・まったく、仕方がないなぁ。じゃあ、こうしよう」

そう言って森谷は彼女に交換条件を付きつけた。

「君が僕の股間を蹴って、3分以内に僕をダウンさせたら、君を解放してあげる」

「はぁ?」

桃子は彼のあまりに突拍子もない言葉に、ぽかんとした表情を浮かべる。

「そう、3分間のうちに僕を倒せなかったら、君の処女を僕がいただく・・・」

「安心してよ、そうならないためには君が僕の股間を蹴り上げて、僕を退治すればいいだけのことなんだから。簡単でしょう?なんたって、ここは男の泣き所なんだぜ?」

「そっ、そんなの嫌に決まってるじゃないですか! 大体私は・・・」

「そうか、残念、じゃあ・・・」

そう言って森谷は桃子の腰に手を回し、彼女を抱きしめた。

「えっ、ちょっと・・・」

「こんなところまで来て、何もしないで帰れってのかい?」

彼は彼女の胸に手を伸ばし、乱暴に揉みしだいた。

「へー、純粋そうな顔して、ここは結構・・・」

「いやっ、はなして・・・」

「ふふっ・・・」

森谷は彼女の顎を持ち上げ、顔を近づけてキスをしようとした。

「いやっ!!!」

彼女はとっさに彼の股間を蹴り上げた。

「ごふっ!!!」

森谷の体が宙に浮く。

「きっ、君って、結構・・・やるね・・・」

男は股間を抑え、体を丸めて言った。

苦しそうに肩で息をしながら額に汗をにじませ顔を歪める森谷を、桃子は汚いものを見る様な目で見下ろす。

「こっ、これでいいでしょう・・・。私、帰ります」

彼女がそう言って立ち去ろうとしたとき、森谷は彼女の前に立ちはだかり、ズボンを脱ぎ捨てた。

「きゃっ!」

異性に耐性のない彼女、突然の彼の行動に硬直する。

「まだ・・・だよ。僕は、こんなに元気なんだから・・・」

男はいきり起ったペニスを彼女に突き出す。

「いっ、嫌・・・」

初めて見た父親以外の異性のアソコに彼女は嫌悪感に顔を背ける。

「僕はねえ、ここを蹴られるのが好きなんだ」

「ひっ!」

「初めのうちは怖がって軽く蹴っていた女の子が、時間が経つにつれ、自分の貞操の心配をし出して本気になってゆく。素敵だとは思わないかい?」

男はハアハアと息を荒げ、桃子に詰め寄る。

「さあ、僕のアソコを蹴ってごら・・・ガフッ!!!」

その彼が言い終わるより早く、桃子は彼の股間を蹴り上げた。

「変態!!!」

「あっ、ああっ・・・」

「これでどう?」

再び、彼女の蹴りが彼の股間を貫く。

「ひぎゃっ!!!」

「こうされたいんでしょう?」

「あぎゃっ!!!」

3発目、あまりの衝撃に彼の体が跳ね上がる。

ものすごい激痛、膝がガクガクと震える。

彼は堪えきれずに、紙屑のように崩れ落ち、地面でのた打ち回る。