「それから中学生のとき・・・、痴漢を撃退したときの話・・・。当時私は電車通学だったんですけど、決まって私の近くに乗車してくるおじさんがいたんです。最初は気にしてなかったんですけど、そのおじさん、私の体を触ってくるようになったんです」
彼女は自分の体を抱きしめ言った。
「相手は大人、しかも満員で身動きがとりにくい状態で、私は怖くてなすがままでした。3週間くらいそんな状況が続いたとき、そのおじさん、とうとうアソコ・・・おちんちんを私にこすり付けてきたんです」

「・・・ごくっ」

「しかも、直にですよ、直に・・・。おじさんは息を荒げて、腰を振って、それで私のスカートに射精したんです。ホントに信じられない。そのとき、私は恐怖心なんか忘れて、何とかしておじさんに復讐しようと思いました」

「そっ、それから・・・?」

「次の日、私はとあるものを鞄の中に忍ばせておじさんを迎え撃ちました」

「とあるもの?」

「練唐辛子です」

「っ!?」

「その日もあの人、私に汚いオチンチンを擦りつけてきたんです。ふふふっ、知ってますか? 練唐辛子って最初はスース―するだけみたいですけど、時間が経つごとに・・・」

想像したらぞっとした。

「直接触るのは汚いので、ゴム手袋をして、おじさんの憎きオチンチンにたっぷりと練り込んであげました」
彼女はあっけらかんとして言った。
「ふふふっ、あの時のおじさんの顔が忘れられません。逃げようにも周りの人が邪魔で逃げられないし、自分が痴漢をしていたわけですから、誰に助けも求められない。私は嬉々として、おじさんの大事なところを苛めつくしてあげました。たっぷりの練唐辛子を使って」

「うわっ・・・えぐっ・・・」

「痴漢の罰です。むしろそれくらいで済んで、運がよかったと思ってほしいくらいです。でも今思い出しても笑えます。尿道にもたっぷり押し込んでやったので、おしっこをするたびに、痴漢したことを後悔していたはずです」

「そっ、それからその人は・・・」

「さあ、知りません。次の駅に停車したとき、逃げるように降りて行って、それっきり顔を見ていませんので。どうしたんでしょう? もう、痴漢なんてしてなきゃいいけど。きっともう、痴漢なんてする勇気はないと思いますけど。っていうか、使えなくなってたりして」

そう言って、無邪気に微笑む彼女。

僕は彼女の天使のような悪魔の微笑みに、心底ぞっとした。

「どうしたんですか? 顔色が悪いですよ?」

「いっ、いやっ・・・、気のせいだよ」

「ふ~ん」

微笑む彼女の綺麗な三日月目は、僕の恐怖心と性的興奮を見抜いているようだった。

いつの間にか彼女の体が僕の方に近づいていて、手の伸ばせばすぐに触れられる距離になっていた。甘い香りが香る。華奢で柔らかそうな体。でも、この体でいったい何人の男を泣かせてきたのか。僕の息子はすでに爆発寸前だった。

 

「どうです? ここまでで何か質問はありますか?」

彼女がおちゃらけて言う。

「えっ、いや、別に・・・」

「あれれ、なんか反応が薄いですね・・・。もしかして、私なんかの体験談じゃ物足りなかったですか?」

彼女がニヤニヤしながら、僕の顔を覗き込む。

僕は彼女のそのすべて見透かしたような微笑みに鳥肌が立った。

まさか、自分の半分くらいしか年齢を重ねていない少女に翻弄されるとは・・・。

 

「それでは私のとっておきの体験を教えてあげます」

「えっ、まだこれ以上にあるの?」

「はい、今までのはほんの序の口です」

おいおい、まじかよ・・・。今どきの高校生ってのは、いったいどうなっているんだ。

「ふふふっ、聞くのが怖いですか?」

「そっ、そんなことないよ・・・」

「本当ですか?」

「ほっ、本当だよ・・・」

「ふふふっ、どうやら本当みたいですね」

彼女は僕の股間に目線を落し、言った。

「あっ、これは・・・」

僕が慌てて、テントの張った股間を隠した。

「ふふふっ、元気あってよろしい。いい子いい子・・・」

祐美はしてやったりといった表情で、にんまりと笑った。

「おっ、大人をからかっちゃいけません・・・」

「ん~?」

小首を傾げ、上目遣いに僕の顔を伺う祐美、彼女のその姿はまるで好奇心旺盛な子猫のように可愛かった。