私たちがこういう関係になったのは、とある事件がきっかけ。

付き合いだして数週間が経ったある日のこと、今日みたいに、私たちはここで勉強会を開いた。そのときなんとなくエッチな雰囲気になって、私は健二君から押し倒されたの。

私はびっくりしてじたばた暴れたけど、健二君は私を押さえつけて、おっぱいとかお尻を触ったりした。

「やめて・・・」

健二君はやめてくれない。

私は怖くなって、涙を流した。

「健二君・・・」

それでも健二君はやめてくれない。

「酷いよ・・・」

もう知らないんだら・・・、私は抵抗をやめて、健二君の好きにさせた。

「んっ、ちゅっ・・・」

健二君は乱暴にキスをする。

私の口の中を、健二君のざらざらした舌がうごめく。

くすぐったいような感触。

なんだか気持ちが悪い。

これがディープキスというやつ? 私にはまだ早いみたい・・・。

どこか冷静な私、それは彼に対する怒りから来るものだろうか?

変だね。

私、健二君のこと好きなのに、恋人同士がする行為に嫌悪感を抱くなんて。

いや、きっと私は健二君の行動に対する嫌悪感なんだ。

私の意志を無視した健二君の行為に対する・・・。

「綾香ちゃん・・・」

健二君は私のおっぱいをはだけさせ、赤ちゃんみたいに乳首に吸い付いた。

汚いよ、健二君。

そして健二君は私にぎゅっと抱き着いて、おっぱいに顔を埋めた。

今だ・・・。

「ごめんね、健二君。でも、健二君が悪いんだよ」

私は彼の頭を抱きしめ、思いっきり股間を蹴り上げた。

「っ!!!」

ぴたっと硬直する健二くん。やっぱりすごく痛いんだね?

護身術教室で習ったことが役に立ったみたい。

よかった。

「もう、こんなことしちゃダメだよ」

私は健二君の下から這い出した。

「健二君・・・?」

なぜか縮こまったままの健二君。

「どうしたの?」

私は健二君の顔を覗き込んだ。

すると彼は泡を吹いて気絶していた。

「えっ、けっ、健二君!?」

私は彼の肩を掴み、何度かゆすった。

しかし、彼はぐったりとしたまま、反応がない。

「えっ、どうしよう・・・」

だらんと頭を垂れ、白目をむく健二君。心なしか、彼の股間はしっとりと湿っている。血ではないようだけど・・・、もしかしてつぶれちゃったの・・・?

どうしよう、あそこが潰れちゃってたら・・・。健二君・・・子供を作れない体になっちゃったの・・・?

「ごめんね・・・、健二君」

私は怖くなって動かなくなった健二君をそのままに、急いで逃げ帰った。

(健二君、大丈夫かな・・・)

その日、私は不安で眠れなかった。

もしかしたら、健二君は死んでしまったのかもしれない。

だってあそこは男の人の急所だもの、それを私ったら、あんなに強く蹴っちゃった。

しかし次の日、私の心配は杞憂に終わった。

いつも通り元気に登校してきた健二君、私の顔を見るなり少し気まずそうにしながらも、昨日はごめんと言ってくれた。

私たちは何事もなかったかのように仲直りをし、また以前のような関係になった。