遅刻の罰 前編

 

「もう、おそ~い!」

「ごめん、ごめん、電車が遅れてさ」

男は彼女に頭を下げる。

いくら電車が遅れたとはいえ、30分も彼女を待たせてしまった。

彼は何かお詫びをしたいと彼女に告げた。

「じゃあね・・・、ホテル行こっ♪」

「えっ?」

あってすぐにそんなことを言われ、彼はすっとんきょうな声を上げた。

だって、まだ映画も、食事も行ってないし・・・。

「いいから、いいから・・・・お詫びはそこで」

彼は半ば強制的に、彼女にホテルに連れてゆかれた。

 

「さて、お詫びなんだけど」

ホテルに着き、部屋の中に入るや否や、彼女が切り出した。

「あそこ、蹴らせて・・・」

「えっ、あそこって?」

「ここ、だよ」

彼女はニコニコしながら、彼の股間を人差し指でつっついた。

「えっ、ここって・・・、ダメだよ」

彼は一瞬ぽかんとして、拒否した。

「だ~め~だ~よ~。あなたは私を30分も待たせたんだよ!」

両こぶしを胸の前で握りしめ、ぷうっと頬を膨らませながら、抗議する彼女。

まるでその様が、駄々をこねる子供のように見えて、クスッと微笑む彼。

「あっ、今笑ったな? なんで笑った? バカにしてるのか? してるのか?」

彼女が顔を真っ赤にしながら、彼に詰め寄る。

その様子に彼は、思わず承諾してしまった。

このことを後で後悔するとも知らずに・・・。

 

彼は彼女から言われるがまま、全裸になり、肩幅に足を広げた状態で彼女の前に立った。

しかし、いざ蹴られるとなると、少々びびってしまう。

いくら女の蹴りともいえども、ここは男の急所なのだから。

「あの、あんまり強く蹴らないでね?」

「え~、それじゃ面白くないよ~」

「いや、ここは男にとって本当に大事なところだから・・・」

「もう、なによ~」

いつまで立っても事が運ばないことに、彼女はいらだちを覚えた。

「はあ、もう、しょうがないな」

彼女はそういいながら、服を脱ぎ捨てた。

彼の目の前に、彼女の白い裸体が晒される。

「ふふふ、触って」

彼女は彼の手を取り自らの乳房に押し当てた。

「ああっ」

むにゅっと彼の手の中で押しつぶされる乳房。

産毛の少ない滑々とした肌触り、とろけそうな人肌の温もり、彼は夢中で彼女の胸を揉みしだく。大きすぎず、だからと言って小さいわけでもない。乳首がつんと上を向いた、きれいなお椀型。

「あんっ、やだ、そんなに乱暴しちゃダメ」

彼は彼女のそんな言葉も気に留めず、夢中で揉みしだく。

「ふふっ」

彼女の顔が彼の顔に近づく。

彼は目を瞑り、唇を尖らせた。

 

ぐちゃっ!!!

彼の股間に激痛が走った。

一瞬何が起こったかわからず、彼は目を開き、下腹部を見る。

彼の股間に彼女の膝が突き刺さっていた。

「あっ、あっ・・・」

大きく目を見開き、口をパクパクとさせる彼。

「エイッ!!!」

彼女は再び彼の股間を蹴り上げた。

メリメリ・・・。

「ぎゃっ!!!」

堅い膝小僧が、柔らかい睾丸を押しつぶす。

「まだまだ!」

ゴリッ!!!

間髪入れずに、3発目が放たれる。

ゴリッと彼女の膝に押し上げられた彼の睾丸が、平たく形を変える。

潰れる寸でのところで、ゴリッと両端に逃げる。

彼女は彼の股間に膝を押し当てたまま、そのコリコリとした感触を楽しむ。

「ひゃっ!」

彼は変な悲鳴を上げ、地面に崩れ落ちた。