遅刻の罰 後編

 

「ひゃははっ、すごいすごい!!!」

彼女は股間を抑え、地面に丸まっている彼を指刺して笑った。

「そんなに痛いんだ? でも、私、女の子だからわからないよ」

彼女は、額に汗を溜めうんうんと唸る彼の傍らで、腹を抱えて笑った。

「ねえねえ、痛い? 痛いの?」

人差し指でツンツンと彼の脇腹を突く、しかし、彼は何の反応もない。

ぎゅっと目を閉じ、ガタガタと震え、すすり泣く彼。

彼女は女であることに優越感を感じた。

「はははは・・・、もう、・・・最高。クスッ・・っははは」

彼は薄目を開け、彼女を見上げた。

女ってのは、なんて残酷なんだ。

男にとってここがどんなに大事なモノか、わかっているのか?

使えなくなったらどうするつもりなんだ!?

男は涙を流しながら、ジンジンと痛む股間を抑えた。

 

「はあ、笑った笑った・・・」

目じりの涙を拭いながら、彼女は言った。

「すごい、脹れてるよ。このままだと、使えなくなっちゃうかも」

自分がやっておいて、何を・・・、彼は思ったが口には出さなかった。

「ねえ、手、どけて。冷やしてあげるから」

彼女は洗面所で練らしてきたタオルを片手に、彼の手をどかした。

3倍に脹れあがった睾丸が、だらんと垂れ下がった。

それを見た彼女は興奮した面持ちで言った。

「うわっ、すごい。こんなに大きかったっけ?」

彼は彼女に殺意を覚えた。

「あん、そんなに怖い顔で睨まないで、冷やしてあげるから」

冷たいタオルが、彼の睾丸を包み込む。

パンパンになった陰嚢に触れられた瞬間、激痛が走り、びくりと体をこわばらせる。

熱を帯びた睾丸がひんやりとした柔らかいタオルの生地で包まれ、こしょばいような感触に襲われる。しかし、それは同時に快感をもたらした。

「あれ、なんかおっきくなってるよ」

彼女が勃起した彼のペニスを見て言った。

「ああっ・・・」

彼は下腹部を覆うひんやりした感覚に、身をよじる。

「ふふん♪」

彼女は何を思ったか、彼のペニスを握りしめ、上下にしごき始めた。

「あっ、ああっ・・・」

「タマタマ痛いんじゃないの? なんで、ここがおっきくなってるの?」

彼女はおちょくる様に言った。

「変態」

彼女はペニスを握る手に力をこめ、しごきたてた。

くちゅくちゅと我慢汁を泡立たせ、リズミカルに亀頭を撫で回す。

「ほらほら、逝っちゃうの?」

彼女は手の動きを、ますます加速させた。

「ほ~ら~」

「逝くっ!!!」

彼の体が弓なりにしなった。

「キャッ!!!」

ペニスの先端から、白濁が迸った。

彼女の顔や胸を汚す。

ドクッドクッ、ありったけの精子を吐き出す。

彼女の手の中で、彼のペニスが萎れてゆく。

 

「てめー・・・」

彼は精液にまみれた彼女がものすごい形相で、彼を見下ろしていることに気付いた。

彼は背中にぞっとするものを感じた。

「よくも、こんな汚いものを・・・」

彼女は右手をぎゅっと握りしめ、顔の横まで振り上げた。

彼は何かを言おうとしたが、言いかけた途端、彼女の拳が彼の股間目がけて振り下ろされた。

グチャッ!!!

股間に嫌な感触と、この世のモノとは思えないほどの激痛を感じた。