電車の中で 後編

 

「痛そうですね、お兄さん?」

少女はペニスに突き刺さったピンを、爪先で弾いた。

ペニスに空いた無数の穴から、鮮血が染み出る。

「あ・・・・ああっ・・・」

 

男は喉の奥からひゅうひゅうと苦しそうに息を吐き出す。

ペニスを鋭い針で突き刺され、抉られ、ペニスがしぼんだら再び勃起させられる。

そして、また針責めが始まる。

それを数回繰り返されたころ、とうとう彼のペニスはウンともスンともいわなくなった。

「さすがにもう、元気になりませんか?」

少女は指先で亀頭をくちゅくちゅと、マッサージしながら囁く。

それでは仕方がありませんね・・・と、少女はピンを力いっぱい、亀頭にめり込ませた。

「あぎゃあああああっ!!!」

突き入れたのと反対側から、真っ赤に染まったピンが突き出た。

彼女は強引にフックをひっかけ、閉じた。

「ああっ・・・」

男は変わり果てた自分の分身を見て、涙を流した。

嘘だろう?

これは夢だ。

きっとそうに違いない。

しかし、ペニスに走る激痛がそれを否定した。

 

「酷い顔、やつれてますよ?」

少女はにっこりと微笑む。

その上品な笑みは、少女の育ちの良さを感じさせる。

こんなお嬢様が、こんなひどいことをするなんて、酷い世の中になったものだ。

 

「もう、いいだろう? 許してくれよ」

「だめですよ」

 

「さあ、痴漢のお兄さん、これでおしまいですよ」

少女は手慣れた仕草で、男の睾丸を引っ張り出した。

男は何かを察したようで、必死に彼女を引きはがそうとする。

未だ彼女の制服の中にある手を、引き抜こうとするが、密着しているためそれはできない。

「ダメですよ、お兄さん。もう逃げられませんよ」

少女の手の中で2つの肉魂がコロコロと転がる。

「この中に、お兄さんの悪いものが詰まっているんですね?」

白い指が睾丸に食い込む。

男は何とか逃げようとする者の、右も左も、そして後ろも乗客で密着している。

「ごめんなさい。おねがいだから・・・・・」

男の弱々しい声を打ち消すように少女が囁く。

「こんなものがあるから、悪さをするんですね」

少女は手の中のそれを、握りしめる。

「こんなもののせいで、か弱い女の子が悲しい想いをするんですね」

男は壊れたおもちゃのように、ガタガタと震える。

大事なところがメリメリと軋みを上げる。

少女の指に押しつぶされ、平たく変形する。

これ以上は本当に洒落にならない。

「お願いだから・・・、本当に、許して・・・」

 

「だめですよ」

 

ブチッ・・・・、彼女の手の中で彼の睾丸は潰れた。

ペニスの先端から、真っ赤に染まった精液が放出された。

 

「もう、悪いことしちゃいけませんよ」

少女は明るい声色で囁いた。

「とはいうものの、もうこれ以降、そんな気にはなれないと思いますが」