彼女との別れ 中編

 

「早くたってよ」

美里はつま先で、彼の背中を突きながら言う。

「ちょっと、まって、・・・ほんとに・・・」

「もう、早く立って!」

健太は美里に促され、強引に立たされた。

「ちょっと、手どけてよ」

「ほっ、ホントに無理だって」

「もう、わかったよ、もう蹴らないから。だから、どけて?」

「・・・」

お願い・・・、美里は両手を顔の前で合わせ、猫なで声を出す。

健太が依然として痛みの引かない股間から手を離した瞬間、「隙あり!」と美里が膝蹴りした。

「うわっ!」

健太は間一髪のところで、彼女の膝蹴りを両手で防ぎ、大きくステップバックした。

「ちぇ~」

不満そうな美里、健太は顔を真っ赤にしてて怒る。

「お前、何考えてんだ!」

「練習・・・」

「練習ってお前・・・、もういい、帰る!」

健太は彼女に背中を向け、そう言い捨てた。

「あっ、ごめん、健太まってよ」

美里は彼の腕をつかみ引き留めたが、彼は彼女の手を振り払い、脱ぎ捨てた服に手を伸ばした。

「ねえ、ごめん健太、本当にごめん!」

一生懸命謝る美里。

「お詫びと言ってはなんだけど・・・」

美里はおもむろに、ブレザーを脱ぎ捨てた。そしてブラジャーを外すと両手で自らの乳房を包み込み、揉みしだき始めた。

「うっ・・・」

健太はグニャグニャと形を変える、彼女の豊満な乳房に見惚れた。

「あんっ、健太、来て・・・」

美里は切なげな表情で彼に訴えかけた。

「美里・・・」

「アンッ!」

健太は彼女の胸にむしゃぶりついた。

ピンと張りつめた乳首を夢中でしゃぶる。

「ふふふ、健太ったら赤ちゃんみたい」

「なあ、美里、そろそろベットに・・・」

「その前にぎゅ~して、あとちゅーも・・・」

健太は彼女を抱きしめると、熱い接吻を交わした。

「んっ・・・・んっ!!!」

ごすっ!!!

健太の体が宙に浮いた。

「ガハッ!」

「この変態野郎!」

美里が彼の股間を蹴り上げたのだ。

「み、みさと・・・ぎゃっ!!!」

再び彼女の膝が繰り出される。

バチンとむき出しの股間に、固い膝が激突する。

「うごっっ!」

健太はこの危機を脱出すべく、彼女を引きかがそうとしたが、しっかりと抱きしめられている。逃げられそうにない。

「変態」

ガスッ!

「痴漢」

ガスッ!

「強姦魔」

ガスッ!

「女の敵」

ガスッ!

「ぎゃああああああああああ!!!!!!」

愛を育むための部屋の中で、ガスッという鈍い音と、哀れな男の悲鳴がこだまする。