先輩 中編

 

「んじゃ、裸になって」

「え?」

「裸になんないと、ぼっきしてるか分かんないじゃん」

「いや、せめてパンツだけでも・・・」

「いいからさっさと脱ぐ!」

彼女は後輩を押さえつけ、無理やり彼の服をはぎ取った。

「んじゃ、そこに立ってね」

彼はもじもじとしながら、ニヤニヤと笑みを浮かべる先輩の前に突っ立っている。

なんでこんなことに、あんなこと言わなければよかった。

「こら、隠しちゃだめだよ」

前を隠そうとしたら、彼女に止められ、恥ずかしそうに下を俯く。

「さてと、それでは・・・」

彼女はそういうと彼ににじり寄り、服の首元をくいっと引っ張り、胸元を露出させる。

さらに、グラビアアイドルよろしく体を前に傾け、片手を腰に当てたポーズで彼を誘惑する。彼女自慢の谷間が、ぐっと強調される。

「ごくっ」

彼は思わず息をのんだ。

「ふふふっ」

彼女はしてやったりといった顔で、彼の下半身を見る。

しかし、彼のソレは勃起していなかった。

いやいや、中学生じゃないんだから、それくらいで勃起なんかするかよ。

彼は内心ドキドキしながら、ドヤ顔する。

むっとした彼女は、上着を脱ぎ捨てた。

そしてブラジャーを取り、これでどうだと、仁王立ちになった。

「おおっ!!」

男は目を輝かせ、彼女の裸体に見とれる。

当然ながら、彼のペニスは元気いっぱいになった。

「ふふふっ、やっと勃起したわね」

彼女は勝ち誇ったように言った。

「そんな、ずっ、ずるいですよ先輩」

「ずるくない! 私の勝ち、ほら、さっさと脚開く」

「え?」

なぜ足を? 

彼女は彼の足を肩幅に開かせ、一歩後ろに下がった。

「目つぶって、唇を突きだして」

「えっ!」

彼はドキッとした。

この展開はもしかして・・・、彼はわくわくしながら、彼女のキスを待った。

しかし次の瞬間、ドスッという鈍い音とともに、激痛が突き抜けた。

「っ!!!」

一瞬何が起こったのかわからなかった。

目を開くと、鬼のような形相をした先輩の足が股間を蹴り上げていた。

「がはっ・・・、先・・・輩、何を・・・」

彼は股間を抑え、前かがみになる。

彼女は彼の髪を掴み、頭を上げさせた。

「この変態野郎」

続けて、手で押さえたままの股間に膝が叩き込まれる。

メリメリ・・・膝に押し上げられ、彼は自分の手のひらで睾丸を押しつぶす。

「ぎゃああああああああ!!!!!!」

彼はたまらず地面に突っ伏し、そのままのた打ち回る。

「ふん、バカな男」

彼女は彼の脇腹に、強烈な蹴りを入れた。

「がはっ」

彼は脇腹を抑え、額を地面にくっつけ、亀のように丸くなる。

「ほら、こっち向きな」

彼女はそう言って、彼を仰向けにさせる。

「なんで、こんな、ことを」

彼は声を振り絞り、先輩に問いかけた。