先輩 後編

 

 

「は? 勃起したらこっちが言うこと聞いてもらうって約束したじゃん」

「そっ、そんな、それにしたって、なんてひどいことを・・・」

彼は泣きそうになりながら言った。

「ふふふ、何泣きそうな顔してんのよ。何? キスでもしてもらえると思ってたの?」

彼女はバカにしたように笑う。

「おー、よしよし、痛かったでちゅね」

彼女はまるで赤子をあやすように彼の頭を胸に抱いた。

ただ股間を蹴り上げたくらいで、こんなに滑稽な姿になるなんて、彼女はそれが可笑しくて仕方がなかった。

「よしよし、僕ちゃんの大事なところが潰れちゃいましたか? ・・・あれ?」

彼女は、彼のペニスが未だ勃起していることに気が付いた。

「アンタなんでまだ勃起してんのよ?」

彼女は彼の頭を抱いたまま、睾丸を掴んだ。

彼の体がびくっと震える。

「んんんっ・・・」

胸の谷間で、彼の唸り声が聞こえる。

「やだ、触られるだけで痛いんだ」

そういいながら、彼女はぐりぐりと睾丸を揉みしだく。

彼は彼女の手を引きはがそうとするが、彼の手が彼女の手を掴んだとき、睾丸を握りしめる手の力が強まった。

「んんんっ!!!」

「こら、勝手なことしてんじゃねーよ。手降ろせ」

彼は彼女に従い、両手を降ろした。

「よし、次はこの勃起した汚いのを縮こめな」

そういって彼女は、陰嚢に爪を突き立てた。

「んんんんっ!!!!!」

彼は必死に勃起を鎮めようとするが、そんなの無理に決まっている。

これ見よがしに、彼女が豊満な乳房を彼の顔に押し当ててくるのだから。

「ほら、早く小さくしろって言ってんだよ」

彼女は睾丸をぎゅっと握りしめたまま、引きちぎらんと引っ張った。

彼はガタガタと体を震わせる。

彼女は彼の顔に乳房を押し付け、乳首をこすり付けながら言う。

「ほらほら、早く小さくしないと、君の大事なところが大変なことになっちゃうよ」

彼女は楽しげに彼の睾丸をいたぶる。

どうしてこんなのが痛いんだろう、そんなことを考えながら、ゴリゴリと彼の睾丸を握り潰してゆく。

「え? 何々? もうだめなの? やめてほしい? じゃあ、これで最後!!!」

彼女は渾身の力で睾丸を握りしめた。

ぷちっ・・・。

その時、彼女の手の中で、何かが弾ける様な感触がした。

それと同時に、彼のペニスから真っ赤に染まった精液が、力なく溢れ出す。

「あっ・・・」

先ほどまでこぶし大ほどあった陰嚢が、空気の抜けた風船のように縮んでゆく。

それと連動して、いきり起っていたペニスも小さくなってゆく。

「潰れちゃった」

彼女は泡を吹き、悶絶する彼を横目に、お酒に手を伸ばした。

「男の人のあれって、結構脆いんだね」

彼女は、ぶくぶくと泡を吐き痙攣する後輩を尻目に、何食わぬ顔で酒を煽った。