野球拳 

 

ひょんなことから少女は、幼馴染の少年と野球拳をすることになった。

勝負は一進一退で運び、両者あと一枚を残すのみとなった。

少年の方は、真っ白いブリーフ一枚、腰に手を当て堂々と立っている。

対して少女は、青色の可愛らしい縞々パンツ。

豊かに育った胸を両手で隠し、前かがみになりながら、顔を真っ赤に染めている。

最初はグー、じゃんけんぽん!!!

「やだ、うそっ・・・、もうこれ以上脱げないよ」

少女は露わになった胸を抱きかかえるように抑え、そう言った。

「なんだよ、そういうルールだろう、早くぬげよ」

「いやでもさ、それはさすがにまずいって・・・」

少女は鼻息を荒くする少年に言う。

「なんでだよ、いまさらふざけんなよ」

少年は不満そうに言う。

せっかく最後の一枚を引っ剥がせると思ったのに、少年はあからさまに不機嫌になる。

「ごめん、無理」

少女は胸を覆っていた両手を、顔の前で合わせ何とか勘弁してくれと、少年に許しを請う。
その時、押さえつけられていた胸が解放され、重そうに揺れた。

ついうっかり、大事なところをさらけ出してしまったのだ。

「おおっ!!!」

少年は興奮して、それに見入った。

「キャッ!!!」

少女はあわてて、それを隠した。

「すっ、スゲー・・・」

少年は興奮し、彼女ににじり寄る。

「ひっ!!!」

少女はびくりと体を震わせ、怯える。

無理もない。

ブリーフパンツ一枚の男が、その股間を膨らませて、鼻息荒げに迫っているのだから。

「は、早く舌も脱げよ!!!」

少年は少女のパンツに手をかけた。

「いやー!!!」

その瞬間、ものすごい勢いで少女の足が振り上げられた。

ぐちゃっ!!!

彼女の膝が彼の股間に突き刺さった。

「あがっ!!!」

股間からの突き抜けるような激痛に、彼は硬直する。

「あっ、ごめん・・・大丈夫?」

少女はやってしまった・・・といった表情で、彼の顔を覗き込む。

いくら迫られたといえ、男の人の大事なところを蹴り上げてしまったのだ、それも思いっきり。膝に感じたあの“メリッ”という感触が、妙に生々しく、吐き気を催す。

本当にごめん・・・・・。

「あっ、ああっ・・・」

彼は自分の体重を支えきれず、彼女に縋り付いた。

「きゃっ!!!」

彼女は彼の体重を支えきれず、そのまま彼と一緒に倒れた。

その時、彼は彼女の胸に顔を埋めてしまった。

「いやー!!!」

彼女はびっくりして、彼の睾丸を力いっぱい握りしめた。

「ぎゃああああ!!!」

少年は劈く様な悲鳴を上げる。

「いやっ! 乱暴しないで」

少女は彼の悲鳴に驚き、さらに力を込める。

メリメリと彼女の親指が彼の睾丸にめり込む。

「あぎゃあ!!!」

ぷちっ!!!

少女の手の中で、少年の睾丸が潰れた。

ガクガクと震える少年、彼は白ブリーフを真っ赤に染めながら最後の射精をした。

そこで少女は自分が何をやってしまったのか、自覚した。

「ご、ごめんなさい」

少女は手のひらに感じた不気味な感触にぞっとした。

未だ彼女の手の中にある彼の睾丸は形を失い、袋の中でぐちゃぐちゃになっている。

これでもう、彼は子供を作ることができないんだ。

少女は罪悪感と、彼に対する憐みに身を焦がした。